ハーレーのカスタムはパーツ交換の他、車体の塗り替えも一つのジャンルとして確立しています。
マイノリティーで個性的な塗装を施したハーレーに跨って道路を疾走するのはハーレー乗りなら誰でも憧れるシチュエーションです。中でも黒色に塗装されたハーレーはシックで大人の色気にあふれた、重厚な中にもシャープな美しさを持っています。
黒色は乗る人を選ぶ車体ですが、それだけに乗りこなした際の達成感は生半可なものではなく、愛車と一つになったかのような感覚を覚えるのが最大の魅力です。単に大型バイクを運転するのではなく、愛車を体の一部のように感じ、慈しむのがハーレー乗りの本懐とも言えます。
おススメのハーレー専門サイト
黒色のハーレーが高い人気を誇っているのは車体の美しさを引き立たせるだけではなく、高度な塗装技術が求められるのも理由の一つです。黒色は一見すると簡単に塗り替えができそうですが、実際はわずかでも色ムラができるとその部分が目立ってしまい、汚らしい見た目になってしまいます。また、黒い車体は他の色が非常に目立ちやすく、微小な傷や塗装剥がれが生じてもすぐにわかってしまうほどです。
車体などすべてを統一感ある綺麗な黒色に仕上げるのは非常に難しいため、まるで濡れているようなツヤを持つ黒色の車体に跨れば注目の的になるのは必然です。
ハーレー専門のカスタムショップでも黒色を綺麗に仕上がるのは決して容易ではありません。
塗装費用も他の配色と比べると高額になることが多く、そもそも綺麗に仕上げる技術を持つ業者が少ないことから、美しい黒色のハーレーは希少性が高い名車と位置付けられています。
ハーレーのカスタマイズは個性を演出する手段なのでパーツ選びにはこだわりを持つのが普通です。他には無い独自のデザインに仕上げるにはパーツ選びもより慎重になるものですが、人によってはイメージに合うパーツが見つからないという事態になってしまうケースも少なくありません。
欲しいパーツを手に入れるにはカスタムショップに注文したり、同じ趣味を持つ人から譲ってもらうのが従来の方法でした。しかしこれらの方法は確実性に欠けるうえ、費用も高額化しやすい欠点があるのも事実です。
ネットが普及した現在では個人輸入によるパーツ購入が一般的な方法になっています。個人輸入は日本で流通していない珍品に巡り合う可能性が高いことから、個性にこだわるハーレー乗りに最適な方法と言えるのです。
カスタムパーツを購入するための個人輸入において、最も人気がある取引先はハーレーの本場であるアメリカです。
アメリカはハーレー発祥の地であることからカスタムパーツの種類も多彩で、他の国ではまず見られない個性的な製品も多数出回っています。個人輸入であれば仲介業者を通さず、持ち主と直接取引ができるので安価で購入することが可能です。
パーツ交換用の工具やエンジンオイルなどの消耗品も個人輸入なら日本の販売店より安く買うことができるケースもあるので、支出を抑えながら愛車のカスタマイズや整備に力を注ぐことができるのです。
個人輸入はメリットが多い方法ですが、その一方で取引相手との信頼関係が重要になるので慎重に判断しなければいけません。
劣化したカスタムパーツを新品と偽って高額で売りつけるなど悪質なケースも稀に存在するので、事前の情報収集を入念に行うことを心がけます。